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第4回「Call me Tommy.」
アメリカ人は、自分のファーストネームを略したものや、もっと呼びやすくしたものなどといった形のニックネームを持っていることがよくあります。ニックネームを使う一番の理由は、勿論、親しみを込めるということが挙げられると思います。例えば、「Robert」という名前だったら、本名で呼ぶよりも「Rob」、「Bob」と呼んだ方が、堅苦しくならないという考え方なんですね。
とても親しい間柄だったり、相手が子供だったりする場合は、「Bob」から「Bobbie」のように、ニックネームも更に柔らかくて優しい響のものになるのです。自分で声に出して言ってみるとよくわかりますね。甘える時に語尾を伸ばすのと同じで、語尾に「ie」や「y」を付けて呼ぶことによって、ぐんと自分の気持ちをその言葉に込めることができるのです。
甘えん坊の幼児ちゃんたちが、自分の母親を呼びかける時に使う言葉は「mommy」、父親は「daddy」というのがアメリカでは一般的です。「aunt(おばさん)」の幼児語も「auntie(=aunty)」となります。大きくなるにつれて「mommy」、「daddy」から「mom」、「ma」、又は「dad」と語尾も引き締まった形に変わって行くわけです。
このように「ie」や「y」を付けて親しみを込める呼び方は、人間の名前だけではなく、動物の名称にも使われます。 「わんわんちゃん」といった幼児語は「doggie」又は「doggy」ですね。その他、「おうま」は「horsey」、ガーガーちゃん(あひる)は「duckie」、トリさんは「birdie」など。ブタさんは「piggy」又は「piggy-wiggy」と呼ばれますが、「piggy-wiggy」は「汚らしい子供」という意味で使われたりもします。「duck」には「ducky」と「ie」の代わりに「y」を付けると「excellent」という全然違う意味になります。
このような愛称は、体が大きい大人の動物に対しても使われますが、「puppy」、「piglet」、「duckling」、「lamb」などとなると、それは「子犬」、「子ブタ」、「子ガモ」、「子羊」と各々その動物のベイビーのことを意味するもので、幼児語ではありません。「kitty」は、ベイビーキャット、つまり「kitten(子ネコ)」の幼児語です。
ついでにもう一つ。「No biggie. 」という言い回しです。これは、大人も使うスラングで「Not a big deal.」のこと。「大したことじゃないよ」という意味ですが、柔らかく相手を気遣って言う時によく使われます。「big」に「ie」を付けた「biggie
」は「大物」とか「凄いこと」という意味です。
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