第14回「nursary rhymes」(04年4月23日掲載)

以前、ナーサリーライムのことに少し触れましたが、ナーサリーライムとは「韻」を踏んでいる詩のことで、日本語の「俳句」や「川柳」のようにリズムのあるもののことを言います。
言葉をまだ上手に話すことのできないベイビーに、ララバイのように何度も何度も言って聞かせるものもあるし、「fingerplay」と言って、手の振りが付いていて、一緒に楽しく遊べるものもあります。
ナーサリーライムの簡単なものから紹介すると、まず「Touch Your Nose」というのがあります。
「Touch your nose. Touch your chin. That's the way this game begins. Touch your eyes. Touch your knees. Now pretend you're going to sneeze. Touch your hair. Touch one ear. Touch your two red lips right here. Touch your elbows where they bend. That's the way the touch game ends.」
このライムに合わせて、手で鼻や耳を触ったり、触ってあげたりするとベイビーもとても喜ぶわけです。
日本の遊びで「一本橋こちょこちょ、二本橋こちょこちょ・・・」と怖そうに言いながら相手の手のひらから腕にかけて、指でくすぐりながら上っていくというものがありましたよね。覚えていますか?
それに少し似ている「fingerplay」で、「Hickory Dickory Dock」というものがあります。「hickory」とはヒッコリー科の木という意味ですが、「Hickory Dickory Dock」は、ヒッコリーの木で作られた柱時計を歌ったものです。
このように韻を踏むためにわざと意味のない接尾語を加えて作られた言葉は、「higglety pigglety pop」、「diddlety, diddlety, dumpty」、「jiggety jog」、「jiggery pockery」など、他にもナーサリーライムにはよく登場します。
ひたすらぴょんぴょんジャンプするのが好きな幼児ちゃんたちに向かって「jumpity jumpity!!」などという造語を言ってみても面白いかもしれません。
さて、「Humpty Dumpty」はご存じでしょうか?アメリカでは誰もが知っている卵のキャラクターです。もともとナーサリーライムで歌われている卵でしたが、あまりにも有名な詩なので、最近は子ども絵本など、いろいろな場面に登場するキャラクターにもなっているようです。
「Humpty Dumpty sat on a wall. Humpty Dumpty had a great fall. All the King's horses and all the King's men couldn't put Humpty together again.(塀に座っていたハンプティ・ダンプティが落ちて粉々になってしまい、王様の馬も召使いもハンプティをもとに戻すことができませんでした)」
一度壊れてしまったものは、なかなか元にはもどらないので、何でも大切にしなくてはいけない、という教訓でも含まれているのかなあ、と思いがちですが、アメリカの詩にはそのような説教じみた深い意味はないようです。




copyright (c) 2002-2006 hitoko ueyama all rights reserved.