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05年4月26日
尼崎の電車脱線事故には驚いた。しかも友人が住んでいるので、心配した。
まだはっきりとした原因は、わかっていないらしいが、1分半の遅れを取り戻す為に起きた事故だなんて、信じられない。そんな下らない理由で、たくさんの命が奪われてしまうなんて、絶対に間違っている。何が間違っているって、日本の社会の在り方が間違っているとしか思えない。
1分半の違いで困る乗客がいるからこそ、1秒の遅れを厳重にチェックするようになったのだと思うが、安全第一よりも、数字を重視して、運転士の能力判断をしていたJR側に対しても、腹が立ってくる。
私が通勤でシティに出向く時には、メトロノースを使っているが、5分10分の遅れなんて、当り前という感じ。シティ内のサブウェイは、時刻表すらない。
仕事のミーティングだって、仕事柄なのか、きっちり始まることなんてないし、「I am running late(ちょっと遅れます).」なんて電話してくるクライアントだってたくさんいるけど、みんな気にしない。
ラテン系の人になると、2、3時間遅れてくるとか、もっと酷くなると次の日に来る、なんて言うこともあったりする(昔、映画のタイトルを制作していた時に、よくそういうことがあった)。
そういうニューヨークは、それはそれで問題だったりするが、少なくとも、その為に死人が出るということは、絶対にない。ここで生活していると、1分半の遅れを取り戻す、というプレッシャーのような感覚は、絶対に理解できない。
運転士は、ミスを隠そうと必死だったのかもしれない。そう思うと何とも真面目で哀れに思えてくる。
「狭いニッポン、そんなに急いで何処へいく?」という広告のキャッチフレーズが流行語にもなった時代があるのに、それは社会を変えるまでには至らなかったわけだ。
何とも苦笑するしかない、惨事だと思う。
死者のご冥福をお祈りします。
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