| 第37回「夏の思い出」(05年9月19日掲載) 今年の夏の日本滞在は、私にとっては5年半振りだったが、とても意味のあるものになったと思う。子どもたちと一緒にいろんな経験をさせてもらったし、とても充実した夏を過ごさせてもらった。 転職した人、会社で随分と偉くなっていた人、フリーランスでマイペースな人、各々だったけれど、久しぶりに会った友人たちは、皆温かく迎えてくれたし、いろんなところへ連れて行ってくれた。 食事に行くと、ニューヨークからのお客様だからと、ごちそうしてくれた。プレゼントもたくさんもらった。 子連れでどこかへ遊びに出かける時は、私が大変だからと、車で迎えに来てくれ、また、友人宅へ遊びに行った時などには、たくさんのお茶菓子でもてなされ、帰る時には、お土産までもらった。 小さい子どもが懐かしいといって、煩い子どもたちの相手を引き受けてくれたり、本当に至れり尽くせり、歓待してもらった。 このような特別待遇は、あまりアメリカでは、味わえない。みんな、なんていい人たちなのだろう、とマジで感動した。そして、回りにそういう人たちがいてくれることに感謝した。 夢のような毎日が続き、どこへ行っても楽しくて楽しくてしかたがなかった。 まだまだ不景気で、みんな「いやあ、大変だよ」とは、言っているものの、その顔は笑っている。日本人らしい仕草だが、そういうところが、安心できて嬉しかった。 滞在1ヶ月半を過ぎ、そろそろ帰る頃になると、子どもたちにとってもクリスマスのような毎日の生活が、ちょっと「too much」と思えるようになってきた。これが夢なら、早く覚めて欲しい、という複雑な気持ちになった。 ニューヨークに帰って来て、現実の生活に戻ったのは、上の子どもの小学校が始まる3日前だった。子どもも少々戸惑っていたが、子どもの適応性は、凄い。一週間もしないうちに、こちらの生活のリズムを取り戻しているようだった。 この夏休みの日本での思い出は、彼らの心の中にもしっかりと刻み込まれたはずだ。 |
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