| 第36回「NY的ワーキングマミーの働き方」(05年9月05日掲載) 日本滞在も早2ヶ月を過ぎ、そろそろアメリカへの帰国が迫ってきている。 2ヶ月間とても充実していたが、それでも仕事をしている日本の社会人たちは、とても忙しく、会えない友人もいたので、それが少々心残りではある。広告業界で働く友人たちは、相変わらず「徹夜」続きの生活を送っているようだし、仕事第一の生活は当時から変わらないようだ。私には、体力的にも精神的にも、とてももうそういう生活はできないだろう。日本では、子持ちの女性は、やっぱり広告業界では生き残るのが難しいかもしれない、とつくづく思う。それを考えると、ニューヨークに来てよかった、ということか。 私は、マンハッタンのデザインファームでシニアーデザイナーとして働いている。3人目の子どもが生まれてからは(郊外に引っ越しもしたし)、仕事の料もかなり減らして、100%自宅から働かせてもらうようになった。今回の日本滞在は、ボスにも実は言っていない。さすがに、今の世の中、2ヶ月も旅行に出かけます、などとは、言いにくい。ラップトップを持って来ているので、普段の仕事は、問題なくできるし、コミュニケーションツールも、メールで充分なのだ。そういう環境で、2ヶ月間、自宅を空けることをわざわざ言う必要もないだろう。数回、自宅に電話がかかってきたらしいが、白々しく夜、ニューヨークへかけ直したりして、問題なくコトも済んだ。最近は、海外から携帯に電話できるし、話していてもローカルと変わりない。まさか、ボスも私が日本からかけていたとは、夢にも思わなかっただろう(ただし、コールアイディーに出る番号がいつもと違うので、怪しいと思われているかもしれない)。ボスとは、何でも話し合う間柄なので、日本に来ていることを隠している、というか、話していないという事実に、少々、罪の意識も感じるが、仕事自体には差し障りがない。だから、ノープロブレム、ということに、勝手にさせてもらっている。 東京で、徹夜をしながら頑張っている人たちには、申し訳ないが、これが、ニューヨーク的ワーキングマミーのやり方である。甘いと言われればそれまでだが、子どもがもう少し大きくなるまでは、こういう生活が続くだろう。 |
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