| 第35回「体験入学」(05年8月8日掲載) 子どもの日本語教育の為に、ニューヨークでは、補習校だの公文のドリルなど、一通 りさせているが、「やっぱり夏休みに日本で生活させてあげるのが、一番いいのよ」 と人から言われたのをきっかけに、私たちもその体験入学というものに臨んだ。 地元の小学校へ事前から連絡を取って、その旨を知らせてお願いしていたが、その手 続きは、いとも簡単だった。 日本のパスポート持参で、本人を連れて地元の教育委員会に行けばよいとのこと。実 際、簡単な書類一枚に、名前と住所などを書き入れて、パスポートを見せるだけで、 終了した。 日本のパスポートを所持してる児童(つまり日本人)で、地元での住所が確認できさえすれば、全く問題ないらしい。最初は、学校に受け入れてもらえるか、内心不安だったが、日本の教育制度の柔軟さに、結構関心した。なるほど、うちの子どももりっぱな日本人である。義務教育を受けなければいけない子どもを、学校側では、拒否できないわけだ。 あらかじめ用意するものなど、校長先生から聞いていたが、ランドセルや、体操着な どは、わざわざ買う必要などないと承諾を得ていた。上履きと水泳帽を買ったぐらい で、特に揃えたものもなし。必要だったら、その都度買えばいい、って感じで、手続 きをしに行った次の日から、登校を開始した。 アメリカで使っていたバックパックを持たせたが、幸い、こちらでもそれほど目立た なかった。最近の日本も少しは個性を重んじるようになったのか、ランドセルにして もいろいろなものがあるのだなあ、と関心した。 「最近の東京の人は、海外慣れしているから、こちらが心配する程、大変じゃないわ よ」と友人にも言われていたが、本当だった。子どもたちは、「僕(私)、英語しゃべれるよ」と近寄ってくるし、みんなフレンドリーで、とってもよくしてくれた。 長男は、「バックパック」のことを「リュック」と言うようになったし、あっと言う 間だったが、かなり実りのある3週間だったと思う。 |
copyright (c) 2002-2006 hitoko ueyama all rights reserved. |