| 第21回「時間の無駄なマッサージ」(05年1月29日掲載) ここ数年、私は全く「美容」ということからかけ離れたところで生活している。 うーん。考えてみれば、かなりヤバイ。 「お肌の曲がり角」だってもう何度曲がったか分からない程だし、お手入れも、マジでゼロ。自慢じゃないけど、口紅以外の「化粧品」だって実は持っていない。ナチュラル志向だから自然に任せているなんて言っている場合ではないのである。 デジカメで撮った自分の写真を兄にメールで送った時、「今度、いいもの送ってあげるから待っていなさい」なんて返事が来たと思ったら、化粧品やクリーム、洗顔石鹸など、お肌のお手入れセットサンプル商品がどっさり送られてくる始末。 毎日のお手入れをしっかりしなさいと、言わんばかりの兄だったが、そこまで酷くなってしまっているのか、と焦ってしまった。 「botox」と呼ばれるしわ取りが、アメリカではかなり流行っている。 「botox」は、注射で皮膚の中に薬を投入し、一部の筋肉を麻痺させてしわを取り除くというもの。副作用もなく、効果は3、4ヵ月なので、嫌だったらいつでも辞められるという利点がある。 マテリアル社会に嫌気がさして、ヨガだのレイキだのとスピリチュアルな世界にはまっているアメリカ人でさえも、やっぱり欲しいものは今すぐに手に入れないと気がすまない、というのが彼らの本心。アメリカ人女性たちは、気長にナイトクリームでマッサージするなんて「時間の無駄」だと思っているらしい。 ニューヨークでは、「botox party」というものだってあるのだそうだ。 打った後の15分ぐらいは、麻痺させる筋肉の位置がずれたりしないように、真直ぐな姿勢を保って大人しくしていないということで、この「botox party」とは、botox を打った後、「みんなで静かに会話を楽しむ会」なのだそうだ。 「整形」というカテゴリーにも入っておらず、お値段もしわの広がる範囲にもよるが、大体が一回数百ドルとお手頃で、「みんなやっている」らしい(残念ながら、保険は効かないそうです)。 将来的には、ピルでもっと簡単にしわ取りができるようになる、ということらしいが、そうなったら、私も是非、試してみたい。 |
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