| 第20回「三人目の悲劇」(05年1月22日掲載) 子育ては、二人も三人も同じ、という人もいるし、子どもが増える程、楽になる、という人もいる。 ベイビーだけの世話だったら、確かに慣れたもので、こんなにも簡単だったのか、と悩みながらあたふたと子育てしていた一人目の時との差に驚いたりする。 しかし、 一人一人の世話は、簡単になっても、子ども三人を同時に見なくてはいけないということは、やっぱり大変で、それはそれは泣きたくなる時もある、というのが私の現状だ。 子どもが増えると、親も上手に手を抜くことを学ぶのは本当だと思う。というか、決して手を抜いているつもりはないのだが、実際、子どもが一人だけだった時のように、きちんとしてあげられなくなる。そして、そういう手抜きが「当り前」という状態になるので、親も子どもも、焦ったり、悩んだりもしなくなる。言ってみれば、諦めモードになってしまうわけだ。 三人目のベイビーが誕生して、7ヵ月が経つが、上の子ども二人の世話がどうしても優先してしまい、なかなかベイビーにゆっくり構ってあげる時間が持てない。 「二人目、三人目は、そういうものよ」と、友人には慰められるが、娘が生まれて以来、実は爪だって、切ってあげたことがない。長男の時は、かなりまめにチェックして、苦労しながらもちゃんときれいに切ってあげていたのになあ。 「あんた、ベイビーの爪切ってあげてるの?」と、先日、母に突っ込まれたが、そういう時でさえも、「大丈夫。切らなくても、長くなるとちゃーんと勝手に折れてるから」なんて、答えている自分に、ちょっと苦笑してしまった。 一人目の時は、母から「抱き癖が付くから、絶対にだっこなんて気安くしたらダメよ!」と釘を刺されていたが、三人目になると、かなり大泣きしていてもほったらかしにしているので「可哀相に!ダイパーもびしょびしょで、洋服にも漏れてきているんじゃない。もう、風邪ひいちゃう。もっと、気を付けてあげなさいよ」なんて怒られるようになった。 私にとっては待望のベイビーガールだし、もうこれで最後のベイビーかと思うと可愛くてしょうがない、というのが本心なのに、子育ては、本当に思い通りにいかないものだ。ベイビー、ごめんね。 |
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