第19回「一年の始まり」(05年1月15日掲載)

ニューヨークで迎える新年は、今年で13回目だ(と思う)。毎年、今年こそは日本のお正月を、と思うのだが、なかなか仕事の都合もあって、休みが取れない状態でいる。
私は普段テレコミュートと言って、自宅で仕事をさせてもらっている。都合がいいことはいいが、ホリデイシーズンなど、みんなが休んでいる時に日頃の穴埋めをしようと、思わず仕事をしてしまうことがあって、何とも損な性分だな、と思ってしまうこともある。
テレコミュートは、(仕事をしようと思う)意思が強くないとついついいろいろな誘惑に負けてしまうことも多いし(って、掃除洗濯のことなのですが。やれやれ、もっと楽しい誘惑であればいいんだけどね)、実際に仕事をしている姿を見せられないだけ、形にして勝負しなければならない(と思っている)。
オフィス勤めだと、同僚と無駄話しをして一日が過ぎることもあるが(うちのオフィスの場合だけかも)、自宅で仕事をしていると、そういうことは絶対に許されない。
時間をかけてもデザインがなかなかできず「このところ、ちょっとスランプ気味で」なんて言い訳ができないのだから、私のような仕事は余計に辛いところである。
私のボスは、ジューイッシュなので、クリスマスもない勢いだった。私が「23日はジャパニーズホリデイなんですよ」と言ってみると、あっさり休みをくれた。「なーんだ。私も休んでいいんじゃん。ラッキー!」
テレコミュートをするようになって、時間の使い方にとても神経を使うようになったが、これからは、もうそういうぴりぴりした時間の過ごし方はやめよう、と新年を迎えて決心した。
常に「スローライフ」を心がけ、ゆとりある生活がしたい。
仕事も、ある程度あきらめることができると、私のイライラも不思議に解消される。
久しぶりに何もしないで過ごしたニューイアーには、そういう新たなる発見があった。仕事はしないと、ストレスになるが、逆に欲を出すとそれもよくない。何事もバランスを保つのが大切だ。




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