第10回「プレイデイト」(04年11月6日掲載)

今年の夏まで住んでいたフォレストヒルズは、やっぱり住み心地としては最高だったと思う。
便利な場所だったことは言うまでもないが、私にとっては、20年来の旧友がたまたま近くに住んでいたので、それがとっても嬉しかった。お互いにイケイケだった(?)頃から知っている仲なので、時間を見つけては、相変わらずのガーリートークに花を咲かせていた。
子どもを通して知り合った日本人ファミリーも、すぐ向かいのビルディングに住んでいた。公園でもよく一緒に遊んで貰ったし、互いのアパートメントをたまに行き来させてもらったりもした。
本来の私は、ママ友たちとつるむタイプではないのだが、日本人がたくさんいるフォレストヒルズでは、自然にそういう知り合いもできた。親同士が話しをしていると子どもも一緒に遊び始めるし、私にとっても、彼女たちとの交流は、息抜きにもなって、非常に楽しかった。
引っ越しに当たり、まず最初に寂しいと思ったのは、そういうお友だちとの別れだった。
ニューヨーク市内では、公園がみんなの「溜まり場」になるが、ブランコや滑り台などがしっかり自宅のバックヤードに揃っているこの辺の一戸建てに住む子どもたちは、わざわざ公園にも行かないのではないか、と思った。
そうなるときちんと計画するプレイデイトの必要性がひしひしと感じられた。
引っ越し当初「みんなどこで遊んでいるのかなあ」と、思っていたら、高校の時の私の同級生がすぐ近くに住んでいることが判明した。不思議な縁だなあ、と喜んでいたら、うちのコンドミニアム内や近所にも、長男と同じキンダーに通う子どもがたくさんいることがわかった。
長男の学校が始まったら、途端にママ友も増えたし、アフタースクールも結構忙しくなった。
子どもの為にも、私が積極的に外へ出て、人とのつながりを持たないといけないなあ、と思っている今日この頃だ。




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